グリーンカーテンとは?
つる性の植物(ゴーヤやアサガオなど)を、窓の外側で育てて、室内に入る夏の日差しを和らげることを目的としています。
グリーンカーテン用の作物の選び方
葉が大きく遮光効果が優れている他、大きな葉からの蒸散による冷却効果が期待できます。暑さ、病害虫に強く、育てやすい為、グリーンカーテンとしては非常に人気の植物です。
生育が旺盛でツルがよく伸びるので、グリーンカーテンに向いていますが、葉はそれほど多くないので、他の作物と混植するのがオススメです。
つる性の一年草で夏に白い花を咲かせ、紙風船のような膨らんだ果実をつけます。暑さに強く、紙風船のような果実は見た目にも涼しくオススメです。
葉も大きくネットに沿いながら育つので、おすすめの作物ではありますが、病害虫に弱く、栽培難易度は他のものに比べると難しくなってます。
グリーンカーテン用の作物の選び方
色々な植物が紹介されていますが、自分にあったものを選びましょう。以下の点を参考にしてください。
- [植物の対暑性]
暑い時期に生育旺盛なもの。
- [葉の茂り方]
葉が大きく、多い方が日射を遮ってくれる上、根から吸い上げた水分を表面から放出するので冷却効果も期待できます。
- [景観]
窓際でよく目にするところなので虫が付きにくい、形がいいなど。
- [難易度]
病害虫に強い、栽培が容易など。
1.畑の準備
植付け一週間前までに土の準備をします。ホームセンターなどで購入した土で育てる場合もプランターに移して、少し時間をおいてから植えた方が良いです。
2.ネットの準備
つる用のネットを支柱などに通して固定します。(※この時、ネットは着脱できるようにしておくと便利です)
支柱は倒れないように、しっかり雨どいの金具などに固定しましょう。
3.苗の植付け
根鉢が入る程度の穴を掘り、水を注ぎます。水が引いたらポットから、苗を取り出し、植付けます。(苗を取り出す前に、ポットにも十分水やりを行うと、抜き出す時に根が傷つきにくくなります)
苗を植付けたら、しっかり株元の土を抑えて根と土が密着するようにします。(隙間があると乾燥して根を痛めます)
4.追肥
グリーンカーテンは、葉や茎の生育を促す必要がありますので、肥料切れを起こさないよう、植付け後2週間に一度くらい追肥を行いましょう。(作物によって多少異なります)
5.ネットにつるを固定(誘引作業)
伸びたつるは、こまめにネットに結び付けましょう。この時、隙間がなくなるよう結び付けていくと、きれいな仕上がりになります。また、ネットからはみ出したつるは、結び付け直すか状況に応じて切ってあげましょう。
6.グリーンカーテンの管理
台風など、風が強い時はネットにからまったつるや葉が帆の役目をして、支柱などに大きな負荷を与えてしまいます。そこで風が強い時などは、支柱からネットごと外して折りたたむのがおすすめです。風を直接うけるより植物の被害が少なくなります。