今年の俳句総選挙は、投票形式ではなく自由に感想をコメントしていただく形式をとりたいと思います。
今年一年間に詠んだ俳句から厳選して掲載します。
【新春】
『三冬尽く 畦道の草 燃ゆる音』
【春】
『立春の 朝迎えたる 恵方巻き』
『抹茶セット来たる 君と梅まつり』
『鶯(うぐいす)や 畝立て止(や)めて 耳澄ます』
『納屋の戸を 開けろ開けろと 初燕(はつつばめ)』
『隣人に 倣(なら)い物種蒔く 四月』
『昼下がりの踏切 飛花(ひか)見つむ猫』
【夏】
『風鈴を 鳴らす童の 笑い声』
『願い事 幾つ叶うや 天の川』
『水筒は空 清水(しみず)無き尾瀬の空』
『無人駅 頭(こうべ)を垂れし 向日葵(ひまり)かな』
【秋】
『黄金田の 役目を終えし 案山子(かかし)かな 』
『実り無き 能登の田に在り 彼岸花』
『雨の朝 木犀の花 傘に咲き』
【冬】
『風を追い 駆(か)ける落葉を 追い駆けり』
『冬落暉(ふゆらっき) 図書館前の 大銀杏(おおいちょう)』
『北風や 散らぬ木の葉の 悪足掻き』
『今朝採れし 大根擂(す)りて みぞれ鍋』