菜園ナビで受検者応援をさせていただいている
「日本農業検定」。
今月は、鍋や煮込みなど冬の食卓には欠かせない
ハクサイについて例題を出していただきました!
以前栽培コンテストのテーマ品目にもなり、今年も育てているよーという方も多いのではないでしょうか!ぜひ設問を読んで考えてみてください☆
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こんにちは!日本農業検定事務局です。
朝晩が冷え込むようになってきましたが、冬野菜は順調でしょうか?
今日は冬野菜の代表でもある
「ハクサイ」について紹介します。
ハクサイには結球タイプ、半結球タイプ、非結球タイプがあり、
日本の流通の中心は結球タイプです。なかでも頭部の葉がしっかりと重なる、どっしりとした円筒形の結球ハクサイが最近の主流となっています。
日本各地では地域に根付いた在来品種も残されており、非結球の漬物向き品種である広島市の
「広島菜」や東京都の江戸川、荒川周辺で作られる若どり半結球ハクサイの
「べか菜」などがある。また近年は家族の少人数化にともなってスーパーなどではカット販売されることが多くなり、通常の4分の1ほどの大きさのミニハクサイも作られるようになっています。
それではここで問題です。
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問.ハクサイの特性と病害についての説明で、正しいものは次のうちどれですか。
①ハクサイの生育前半の適温は 18~20℃だが、結球期の適温は 25℃以上である。
②高温・多湿が続く天候や窒素が不足した時には、地際部が変色し、軟化・腐敗して悪臭を発する軟腐病が発生しやすくなる。
③ハクサイの根こぶ病は、アルカリ土壌で発生する土壌伝染性の病害で、根に大小不ぞろいのコブが多発し、生育が阻害される。
④弱光にも耐えて生育することができるが、結球期には多くの光が必要である。
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解答:④
ハクサイは弱光にも耐えるが、結球期には多くの光を必要とする野菜です。
生育適温は13~20℃ですが、生育前半は18~20℃、結球期は15~16℃が適温となります。ハクサイは酸性土壌で病気が発生しやすくなるため石灰は多めに施しておきます。ハクサイの根こぶ病は土壌伝染性の病気で、酸性土壌を好みます。根に大小不ぞろいのこぶが多数でき、茎や葉の生育が悪くなり、収量も減少します。
また、高温や多湿、窒素過多の時に軟腐病が発生し、植物の地際部に病斑ができ、やがて全体が軟化・腐敗していきます。連作を避け、土壌の排水性を良くするほか、抵抗性品種の利用も効果的。もしも発病してしまった場合は株を早めに取り除きます。
今回の問題はいかがでしたか?正解しましたか?
来月が最終回になります。来月もお楽しみに♪♪
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★「日本農業検定」とは?
「日本農業検定」は「栽培」「農業全般」「環境」「食」に関する基礎的な知識について学ぶことで、農業を理解することにつなげてほしいという想いで始まりました。
この検定を通して多くの人が
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■日本農業検定公式サイト
今回のハクサイの例題もですが、問題を通してその野菜の性質が分かり、栽培する時の大きなヒントになるかと思います。
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