事務局のたけです。
今日はアグリガーデンスクール&アカデミーで農業経営と雑草のトピックについて講義をさせていただきました。
有機農業を科学的に、そして基礎から学べるアグリガーデンスクール&アカデミー
今日お話しした中で皆さんにも関係がある雑草について。
最近雑草が手強くなってきていると思いませんか?
実際に雑草に費やされる労働時間はこの数年で増えてきていると思います。
伸びるのが早くなった・薬剤が効かない雑草が増えてきた・見たことない雑草が生えている等・・・
農家の戸数は減ってきていますが、機械化や農業技術の向上で省力化・省コスト化が進んできているのが現代の農業ですが、その真逆をいっているのが雑草管理です。
除草剤は新しいものがでてくる一方で高コスト化しておりますし、見たこともない外来雑草の進出で草管理にかかるコストは増えてきています。
本来圃場に生える草は農産物の生育を阻害する為それらを取り除くのは農家の仕事です。
しかしこの外来雑草が増え、草管理の負担増分はどうでしょうか。
実は世界で日本だけが雑草に関して輸入時にチェックしないといけないという法規定がない国だったのです。
他の国は雑草に関してウイルスなどと同列に扱い、特定の雑草に関しては絶対に水際でとめる、輸入時は雑草種子が入っていないかチェックされますが日本だけがこのチェックがなかったのです。
その結果日本には外来雑草が侵入しやすい環境だったと言えます。