北海道は土壌が凍結する為野良芋が発生しにくくジャガイモ生産において気温が低い環境が向いていると紹介しました。
野良芋と土壌凍結
しかし最近は積雪によってこの土壌凍結があまり起きず野良芋が発生、その人力除去に1haで30~70時間ほど時間がとられるためジャガイモの作付けをやめる農家も出始めたそうです。
雪には空気が多く含まれておりその断熱効果により地面が氷点下にならず凍結しにくくなっているのです。
北海道も日本海側は雪が以前から積もっていましたが、太平洋側はあまり積雪しなかったのですがここ最近の温暖化で大雪が増え土壌凍結がしなくなったのだそう。
温暖化で大雪とは一見矛盾しているようですが、温暖化により海水温が上昇、湿った空気が流れ込みやすくなりこれが雪になって積雪するのです。
そこでこの積雪による影響を取り除こうとする新たな農作業が「雪割」です。
積雪した畑の上をブレードをつけたトラクターが走り雪をうね状にしていくことで地面を露出させ凍結を促進させます。
雪割した畑はストライプ状になり上空から見るときれいですね。
機会があれば是非冬の北海道でこの雪割のストライプ模様を見てみてください。