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菜園ナビさんの日記

2023/9/18(月)日本農業遺産の奥出雲の農業公開

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2023/9/18
島根は奥出雲の方に伺ってきたのですが、奥出雲地域の農業は日本農業遺産に登録されており、現在世界農業遺産の登録を目指しています。

奥出雲は昔たたら製鉄が行われていたところでこの農業遺産に登録された農業システムもその中心に「たたら製鉄」があります。
こちらはたたら製鉄に使われていた天秤ふいごです。
足踏み式の送風装置でこの上に「番子」という人が踏んで風を炉の中に送り込みます。
三日三晩風を送り続ける重労働で交代で作業を続けたことから「かわりばんこ」の語源にもなっています。

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話がそれましたが、そのたたら製鉄が行われていた島根の奥出雲地方ですが、砂鉄をとるために山を切り崩す必要があります。
削った土を水で流し砂鉄を選り分ける為に切り開いた山は棚状になっていきそれが現在の棚田になっています。
また、削り取った山の土は痩せている為「そば」を育て(出雲そばのルーツになっています)、現代のようにトラクターも軽トラもありませんので牛がそこで働き、牛の糞は肥料として、棚田を肥えさせていきました。
現代では必要なくなった役牛ですが、肉用牛にかわり、また牛糞もたい肥として活用されています。

鉄を作るには砂鉄だけではなく大きな火力も必要です、そこで山の木々を伐採して炭にしていたのですが、30年周期で持続可能なように昔から植林がされ林業も盛んでした。
この林業は現在シイタケなどに引き継がれています。

奥出雲の農業システムは現代にもたたら製鉄を中心に引き継がれていて、この地域のブランド米仁多米は牛糞堆肥を使うことが条件になっていて、その牛糞堆肥にはこの地方で育った牛糞を中心にシイタケなどのほだ木、バークが混ぜられていてまさに地域内での環境循環型農業をされています。

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