カカオ栽培を沖縄でしている農家さんのところへ伺ってきました。
カカオといえば暖かいところの植物ですが、カカオの栽培適地から大きく外れた沖縄、カカオにとっては冬場寒すぎるのだそうです。
路地で栽培したりしていたそうですが、11月までは順調に育つものの12月になると一気に枯れ始めるということで現在はハウスで栽培しておられました。
ハウスの中に入るとカカオの花が!
幹生花(かんせいか)といって幹から直接花が咲いています。
幹につけることで動物による受粉や採食を容易にし、地面への効率の良い種子の拡散を行うことが出来るメリットがあるそうですよ。
本来幹にならない植物も生育環境次第ではこのように幹に花をつけることもあるのだそう。
さて、カカオにとって沖縄は寒すぎるということですがどれくらい栽培適地から離れているかというと、沖縄本島から鹿児島くらいの距離離れているそうです。
こう考えると、雪も霜も降らない沖縄に比べ鹿児島は霜もおりますし雪がふることがあります。
カカオからするとそれくらいの気温差があるため沖縄本島で栽培するのは難しいといわれていました。栽培適地から離れたところでの栽培事例がほとんどなく手探りで自作のハウスを作ったり工夫をしながら栽培されていましたよ。
OKINAWA CACAO
https://okinawacacao.com/