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たけさんの日記

遺伝子組み換え作物は環境保全から生まれた公開 コメントください!

たけ
たけさん(福岡県)  
コメント (9)
2022/9/19
勉強会ネタ(小ネタ)についての2022/09/19の記事
タヌタヌさんの日記にコメントつけようとしたけど長くなりそうだったのでこちらに(笑
タヌタヌさんの日記「耕さない農業」

遺伝子組み換え作物は環境保全から生まれたっていうと何言ってんだ?って思う人もいるかもしれません。

本当世論優先で科学的な背景が報道されてないんですよねぇ。

西部劇なんかで枯草がボール状になってころころと転がっているのを見たことがあるという人も多いんじゃないでしょうか。

あれはダストボールといって西部劇時代のアメリカで大きな問題となります。ダストボールはかわいいものですが、雨が少ないのに土を耕して農産物を植えると耕された土に生えていた雑草たちが枯れて、風でまとまってボール状になって発生します。

ちょっとした風ならそれでいいですが、大風が吹くとどうなるかというと、ダストストーム(砂嵐)が発生します。

1910年代、なんと北米中央で発生したダストストームの砂が北大西洋を越えてイギリスにも到達してしまいます。

これを重く見た時のフランクリン・ルーズベルト大統領は土を耕して農産物を栽培する農業は豊かな土壌を破壊する環境破壊産業だとして、土壌保護局を設立します。

国を挙げ莫大な予算が投下され、土を耕さない農業で耕す農業なみに農産物が収穫できる技術を模索します。

その答えの一つが除草剤と遺伝子組み換え作物を組み合わせた農法です。

雑草が生えているところに除草剤耐性のついた種子をまき、農産物が発芽しある程度大きくなったところで除草剤を散布することで常に地表面を緑で覆い、土壌の保護をしてきたのです。

こういった歴史的な背景からもアメリカは耕さない農業(不耕起農業)先進国なんですよね。

ほぼ同時期にヨーロッパでも肥料の余剰投下などで水質汚染が深刻化し、農業は環境を汚染する産業だという考えが生まれます。

農業に対し自然で環境にやさしいと思いがちな日本はちょっとずれてますが、ようやく最近日本でも農業は気を付けないと環境を破壊すると考えられるようになってきました。
タヌタヌ=毛玉さん(大分県)
2022/09/19

「北米中央で発生したダストストームの砂が北大西洋を越えてイギリスにも到達」
というのは、
日本でいう黄砂のような感じでしょうか…。
あれはタクラマカン砂漠だったかどっかから
偏西風に乗って飛んで来るんですよね。
遺伝子組み換え植物でタクラマカン砂漠に緑を!
とはいかないか…。

遺伝子組み換えというと、大豆とか思い浮かびますね。
遺伝子組み換えによる悪影響が
もしかあるかも知れないから
とりあえず今は組み換えしてないものの方が安心だ、
ということでしょうか。
充分な時間的検証が得られて安全だと分かれば
問題にならなくなるんでしょうかね。
かただんごさん(兵庫県)
2022/09/19

>農業に対し自然で環境にやさしいと思いがちな日本

そうなんですよ、自然破壊について声高に指弾する人も農業については殆んど言及しない、農業こそ人間の行ってきた最大の自然破壊行為なのに。(その是非を論じつつもりはありませんが)

見渡す限り水田の拡がる光景に出合うと、ここは昔はどんなところだったのかと思うことがあります。たけさんは土壌や水質のことを言われてますが、私は植生や地形が全面的に改変されたことに思いが至ります。
牧畜や林業で植生は変りますが、農業では地形も含めて丸ごと変ってしまう。

大規模な土石流や河川氾濫などを見ると、元の植生や地形に戻そうとする自然の反作用のように思えないこともない。
くのさん(兵庫県)
2022/09/19

>>ダストストーム(砂嵐)対策、その答えの一つとして、除草剤と遺伝子組み換え作物を組み合わせた農法が生まれた。

学生の頃の遠い思い出として、遺伝子や雑草防除に触れたことがありました。その頃思ったのは、種子戦争の一環でメーカーの陰謀ぐらいに感じてたwww(浅はかな学生だったのですね♪^^;
とは言え、遺伝子組み換え作物は受け入れられているとも言えず... しかしいずれ訪れるであろう食糧危機を考えれば... 砂漠化も人為的要因が大きいと言われているしぃ~...
今の若い方には、もっと多くのことを学んで欲しいなぁ~。

そんな事を書きつつ、低農薬の為・害虫撲滅の為にと雑草抜きまくっとる今の私には、不耕起農業とは逆行してますわw^^;w
ロンキチさん
2022/09/19

環境保全か
ちと話は違うが…
メタンガスの我が国の排出量は牛のゲップが問題的なテレビの映像ありますよね~でも国内排出量1番ではじつは無いんですね。
さて、なんでしょ?

ワイドショーで取り上げられたら主食は無くなるかもね。
(統計により変わりますが)
して、遺伝子組み換えは生産者からは収量の確保等で必須な事であり購入者からは長期的な健康は?的な永遠ののテーマですね。

して国産の生産物が何割値上げです的なテレビが無くならない限り国内の生産物は0に近づくのは間違いないでしょうね。

これは島国特有の問題でね。
今日はこの辺で(笑)
カントリー親父さん
2022/09/19

「環境」ってなに???
・・・って処に行き着きそうだな(笑

面白そうな記事なので、足跡を残します(^^ゞ
りんごとかぼちゃさん(埼玉県)
2022/09/20

10年程前、特定のアメリカ遺伝子組換え種子メーカーを批判した映画を見ました。
それだけ見て遺伝子組換え=悪と私の中でなっていました。1つの情報源で判断するのは危険ですね。

遺伝子組換作物の人への未知の悪影響も気になるけど、環境問題も大事。

農業が環境に与える影響、深く考えた事なかったです。
たけさん(福岡県)
2022/09/20

草が生えてなく土が露出している状態がなぜ環境破壊かという点を補足します。

土壌の表面に雨があたり、土壌を通り地下に抜けるもの、表面を流れ落ちるものがあります。
水の流れる道ができると徐々に表面が浸食されていきます。

豊かな土と言われるのは地球上の表層せいぜい数十センチ程度で、ごく浅いところに微生物や腐植が蓄積されています。
何千年もかけて蓄えてきたこの土の貯金を雨が流してしまうわけです。

今戦争中のウクライナは世界有数の農業国と言われていますが、チェルノーゼムと言われる土壌がその国土に広く広がっています。
チェルノーゼムがどうやってできているかというと長い年月をかけて植物が育ち、枯れ、その場に積もっていった結果です。

こう考えると植物が良く育つ熱帯の方が土がよさそう・・・と思いますが、そうではありません。気温が高く雨も多いと腐植は流されるだけでなく、分解者たる微生物たちの活動も活発なため腐植があまり土壌に蓄積されないのです。

適度な雨と暑すぎず、寒すぎない、草本植物がぎりぎり生きていけるステップ気候のような気候帯が望ましいと考えられています。

日本の土壌も実はあまり豊かなものではなかったのですが、日本の土壌は実は稲作が始まった時から一変し土壌が形成され始めました。

化成肥料がないごくごく近世まで日本では草を肥料に使う農業をしてきており、田畑の近くにはその10倍もの草地がありました。そこで田畑に投入する草を栽培し定期的に焼いて木本類の侵入を妨げることで日本独自の土壌の形成がされてきました。
タヌタヌ=毛玉さん(大分県)
2022/09/20

考えてみれば、
平野と言っても多少の傾斜もあり、起伏もありですが、
そこに水路を巡らし畦で囲って水を張って田んぼを作り
無理やり湿地にしているんですから、凄いですよね。
自然破壊と言えば確かにそうなのかも。
更に山間部では石垣を築いてまで棚田にして。
しかし、先人の努力には恐れ入ります。

カントリー親父さんの言われるように、
「環境」ってなに???って考えると、
環境がいいというのは結局人にとって都合のいい状態、
てことになっちゃうのでしょうか。
何が人にとって都合のいい状態なのか、というのも
人それぞれ、考え方次第、なのかな…。

かただんごさんが
「大規模な土石流や河川氾濫などを見ると、元の植生や地形に戻そうとする自然の反作用のように思えないこともない。」
と書かれてますが、
思いを同じくするところもあります。
自然の大きな力のもとでは人工の構造物などいずれ崩れても当たり前だと思うところもあります。
山の中に入ると、
規模は小さくてもあちこちで
斜面が崩れ落ちたりしているのは
ごく当たり前のことです、
人工の針葉樹林だろうと、自然の雑木林だろうと。
さかなっちさん(奈良県)
2022/09/26

 田畑が広がるところを豊かな自然と思う人ってどのぐらいいるんでしょうね。。。コンクリートジャングルよりは自然に近いのかもしれないけどね。
 ただ、自然任せでは植生すらない場所に緑をもたらすこともできるのが人間。この先人間はどのようにその知恵を使っていくんでしょうね。
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