緑肥用の大麦がマルチの役目を果たす…メリットいっぱいの興味深いお話です。
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ナビラーの皆様なら、上作の近道となる園芸グッズとしてマルチを使っているという方は多いと思います。
マルチの役割は
地温の確保や抑制、土壌水分の確保、泥はねによる病気の防止など様々です。中でも草むしりの手間を省く雑草防止のメリットは大きいですね。
今年の春作から、さらに一歩進んで、マルチの廃棄も必要なく環境にもやさしい
リビングマルチを試してみませんか。
リビングマルチとは
菜園の通路などをポリマルチやシート代わりに植物を使って地表を覆うことで雑草抑制や土壌流失を防止する方法です。一人でマルチやシートを張ったりはがすのは大変ですよね。リビングマルチなら一人でも大丈夫。
おすすめは早枯れタイプでリビングマルチにぴったりの
緑肥用大麦「おたすけムギ」です。
「おたすけムギ」とは・・・
暑さに弱く本来秋にまく大麦をあえて春にまきます。春にまくと発芽、初期生育が早く、
素早く地表を覆います。(写真)
そして夏を迎えると、暑さで地表を覆ったまま枯れてしまいますから隣接して栽培する作物の生育を邪魔せずに
雑草を抑制してくれます。さらに枯れた夏以降も
敷きわらの役目を果たしてくれます。敷きわらの入手が難しい家庭菜園ではありがたいですよね。
そして秋作が終われば
そのまま緑肥として漉き込めば、土壌改良にも役立つ上、ごみも出ません。環境にやさしく便利ですよね。
<主な効果>
① 雑草抑制 ②乾燥防止 ③地温抑制 ④雨風での土壌流出防止 ⑤排水性の改善 ⑥害虫密度の抑制 etc.
いかがでしょう、一度で何度も役に立つリビングマルチ「おたすけムギ」のメリット。
スタートするのは春まきです。
<大麦(緑肥用)「おたすけムギ」>
・春まき専用品種です。
・播種期・・・中間・暖地:4~6月中旬、
冷涼地:5~6月
・播種量・・・1袋/6㎡が目安
畝間通路4~6㎏/10a当たり。
・畝間へのまき方・・・レーキなどで通路表面に溝をつけ、タネをまいた後、土で覆って踏みしめるなどしてください。まいたままでは鳥につつかれたり、雨で流され偏ったりします。
「タキイネット通販」サイトでも販売中☆
大麦(緑肥用)・おたすけムギ
(タキイ種苗さんより寄稿)
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春に緑肥用の大麦を育てることで、畑に様々な効果が期待されるんですね。<主な効果>を見ても家庭菜園に役立つ効果がたくさんあります。そして自然に還るので、ビニールのマルチを使うより環境に優しいのでいいことずくめ!
リビングマルチの活用、今春検討してみてはいかがでしょうか☆