雑草といってしまうと色々イメージがあるかと思いますし、雑草という名の草はないという言葉もありますが、雑草学という分野では定義が設けられています。
ヒトから見た定義は「雑草とは人類の使用する土地に発生して人類に直接あるいは間接に損害を与えうるところの植物を言う」(これは日本で初めて雑草の専門書を記された半澤という人が定義しています)とありますので雑草の功罪も何も、その定義上罪なものになってしまいますね。
なのでここでいう雑草とは、植えていない植物「非植栽植物」を便宜上雑草ということにしますし、おそらく皆さんの雑草のイメージもそうしたものかなと思います。
さて、この雑草ですがよく農家さんも勘違いをしていますが、雑草自体が害をなすことは稀です。雑草「モノ」がそこにあることで何らかの問題となる事象「コト」が起きるのでその原因となっていると思われる雑草「モノ」にたいして「(何となく)雑草が邪魔だなぁ、なくなればいいのに」となるのです。
何かと目の敵にされる雑草ですが、それもそのはず、問題にならなければ「風景」、問題になって初めてその対象物を意識します。
それが名もわからぬ植物であれば「雑草」という便利な言葉がありますから、どうしても雑草=邪魔なものというイメージがついてしまうかと思います。
土に縁がない一般の人からすればそうかもしれませんが、土と日ごろ何らかの関係がある農家さんであったり、家庭菜園をしている人、造園業者、緑地管理者からしてみても雑草=邪魔なもの、厄介なもの、のイメージがあるかと思いますが、逆に、この雑草なら問題ない、この雑草は手強いなど草種によって別も出てくるかと思います。
これが雑草利用の第一歩かなと考えます。
皆さんの中には様々雑草を利用している人もいるとおもいます。どんな利用の仕方をされていますか?
以前畑をしている時はあちこちから生えて本当に苦しめられましたが、燃やして灰にすることで畑に還元していましたね。