①栽培のポイント(工夫・苦労した点)と感想
◆水耕栽培(ベランダ)
・他のナビラーさんの日記を見ると、我が家は弱々しい育ちだったので、追肥の時期に微粉ハイポネックスの希釈濃度を1000倍希釈から、500~600倍に上げた。茎がしっかりして、葉の色は一気に濃くなり、背丈も伸びた。密に植えていたので、濃い目にしてちょうど良かったのかもしれない。(ちょうどその頃、マンションのベランダなのにモンシロチョウが飛来して卵を産みつけた!後日青虫が出たのでバサバサと葉を捌いてフンごと振り払った)
・溶液濃度をそれほど上げなかったものは、玉の肥大が遅れ、そのうち寒暖差が大きくなって、葉大根ならぬ葉カブみたいになった。葉も美味しいから結果オーライ。でも七草粥にするには元気過ぎる葉。
・背丈が伸びてからは水切れに注意した。11月でも丸一日晴天が続くと夕方には溶液切れでしなびることがあった。水切りかご型の栽培槽1つあたり2Lの溶液が毎日空っぽ。
・かご型栽培槽の側壁が高く、初期は日当たりに難があった。アルミホイルをおいて光が当たるようにしたものは葉が長く伸びた。背丈が伸びてからは、側壁が逆に支えとなり、少ない土でも倒れることがなかった。
◆水耕栽培⇒たんぼに引っ越しした小粋菜
・水耕栽培で12cm前後まで育ったものを間引いた際、「あわよくば」と田んぼに15本植え付けてみた。するとあっという間にベランダ育ちを追い越して玉が太った。田んぼおそるべし。田んぼ育ちは葉に虫が付くこともなく、見た目にも美しい小粋菜が収穫出来た。涼しくなってから植えると虫が付きづらいと聞いていたので、ちょうど良かったのかもしれない。
②調理した全料理
◎カブの葉の浅漬け/浅漬けを使ったカブ菜飯・おにぎり
◎鶏肉とカブの甘辛く炊いたん
○まるっとやわらか!小かぶの肉詰めまるごと煮
(オプションで柚子皮を追加)
https://macaro-ni.jp/46185
○小粋菜の葉&ツナコーンサラダ
○七草粥
△水炊き
③一押し料理のポイント(ココがグッドな点)
◆間引き菜の浅漬けを混ぜ込んだおにぎり。
軽く塩もみすると青々とした汁がたっぷり出る。見るからに栄養満点!柔らかく風味豊かな小粋菜の葉に、昆布茶・ちりめんじゃこ・ゴマなどを合わせて、ご飯に投入するだけ。昆布茶の代わりに塩昆布を入れたものも美味だった。料理というより調理ですが、最高!
◆玉は甘辛く濃い味付が抜群に合う。カブは好んで食べる食材ではなかったが、小粋菜は実が柔らかくて筋がなく、炊くととろとろでたまらん。我が家はすき焼きに大根を入れる習慣があるが、これからはカブを入れようと思う。
④栽培に対する評価
【成功】
⑤コンテストに参加した感想
・カブを食べる習慣がなく、栽培から調理までのすべてが新鮮だった。
・草木花を枯らす特技を返上できた上に、何より美味しかった。また、「水田転用地でも育ちやすい」という一言はコンテスト応募の動機付けにもなった。
・虫食いなしの「葉」が収穫出来たのは初めてで、嬉しかった。
・在宅ワークの合間に緑を見ることで、癒やし効果大。仕事柄出来高が見えづらいので、育ちが目に見えることが精神衛生上も良かった。この期間中、豊かさやありがたみを感じられ、充実していた。
・国内の農業や種苗法のことについて考えるようになり、YouTubeでも農業系を面白く見られるようになった。実家は兼業農家なのに無知過ぎる自分に驚いた。。
・やはり田んぼ育ちは出来映えが違う!3月になったら、セルトレイで育てて、水耕栽培と田んぼに分けてたくさん植えたい。間引き菜をまぜこんだおにぎりを惜しみなくいただくために!