11月にご紹介した
「地力向上に活用したい、3つの土壌改良剤をご紹介!」でタキイ種苗さんの土壌改良剤を紹介いたしました。
本日は関連するお話です。
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環境が持つ自然な力を活用する
「バイオスティミュラント」資材をご存知ですか?
SDGs(持続可能な開発)の取り組みが世界的な目標となる中、持続的で安定的な農業生産への取り組みとして、農薬や肥料過多で環境へ負荷を極力かけない、異常気象に備え植物の栽培環境を整えるための取り組みが農業分野でも始まっています。
「バイオスティミュラント」資材とは、直訳すると「生物刺激剤」となります。持続可能な農業への取り組みとして世界的に市場規模が拡大しています。日本でも、
農薬でもない、肥料でもない、土壌改良剤のいずれの法的範疇にもおさまらない製品カテゴリーとして、日本バイオスティミュラント協議会が発足し、先行する欧州を含めた国内外の情報の収集、知識の集約等の整備が進んでいます。
具体的には、日本の生産者が昔から使用している
ぼかし肥料や、近年ではアミノ酸液肥や微生物資材などがそれに該当します。
タキイの取扱い資材で例をあげると、以前ご紹介した
「バイオダルマ」や
「腐植チャージ」、
トレハロース入り微量要素肥料「タキイ トレエース」などがこの範疇といえます。このほか有名どころではハイポネックスジャパン様の有機活力液肥「ボンバルディア」や大興貿易様の「スキーポンアグリ」、などがあげられます(一部タキイ通販での取り扱いはありません)。
今後、バイオスティミュラント製品のより詳しいメカニズムの解明が進むと、こうした資材を効率よく施用することで、土中や植物体本来が持つ自然の力を引き出し、近年の高温、干ばつや、曇天や長雨、集中豪雨からのストレス環境に対抗する有効な手法として期待されています。(日本バイオスティミュラント協議会HP参照)

(タキイ種苗さんより寄稿)
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農薬でもない、肥料でもない「バイオスティミュラント」資材。近年は気候も昔と大きく変わってきていて、地球環境について無視できない状況です。美味しい野菜を作りながら、環境負荷を減らし、土も良い状態に保っていきたいですね。
☆先日公開した
菜園ナビ×タネのタキイ「秋期オンライン研修会@タキイ研究農場」YouTube動画は
こちらから!目次(時間指定)リンクから該当部分の先頭に移動することが出来ますので、好きな時間に見たい箇所を楽しめます☆
