ネギの産地にいく機会があり、JAの指導員の方に案内いただきながら農家さんの元を巡回してきました。
今回訪ねたのはJAからつのうまかねぎ部会の生産者さんたち。
http://www.ja-karatsu.or.jp/product/negi01.html
太い葱ではなく、青ネギです。

色々と栽培上の話なども紹介したいのですが、今回はJAさんと農家さんの関係についてちょっと感動したのでそのエピソードを紹介します。
JAというとどんなイメージを持ってますか?
メディアなどでたたかれることも多く、悪い印象を持っている人もいるかもしれません。
ここのJAさんは生産者の為にということで契約出荷をすすめています。
JAさんが地域の農産物を安定的にたくさん売ることに注力しているのです。
JAさんが売る努力をするということは当たり前ではあるのですが、それに対する農家さんの反応が素晴らしかったです。
俺達農家は単価が高い時期しか作らんで、ちょっと病気が入っても、「よかよか、今日は休みたい!」っていうやつも昔は多かった。
でも最近は農産物の値段は安定せんし、価格も落ちてきている中、農協さんが大口の契約をとってきてくれるんで一年中安定していい値段でネギが売れる環境ができよる。
一年安定して生産するということをあまりしてなかったから、おれたちが農協さんの足を引っ張りよる。
農協さんが自信もってすすめられるよう俺たちは今頑張りよるばい!っていう農家さんのかっこいいこと。
環境の変化に対応し、農産物を安定して作る日本の農家さんたちの技術はすごいです。
家庭菜園で農産物を作っている皆さんはよりそのすごさを肌身で感じられると思いますが、そういう食の本当の意味での価値を知る人が一人でも増えてくれると嬉しいですね。