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gaugauさんの日記

放任栽培のメリットとデメリットその3公開 コメントください!

gaugau
gaugauさん(愛知県)  
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2018/5/22
トマトさん(トマト(種から))についての2018/05/22の記事
さて、放任栽培のデメリットです。デメリットが大きいからこそ、仕立てが普及しているわけですね。
1.誘引がそれなりに面倒
放任栽培とはいっても、伸びまくった枝をそのまま放任するわけにはいきません。枝や果実が地面に着くと痛んでしまいます。横に飛び出た枝などは、果実の重みプラス風や降り込んだ雨の重さでへし折れます。特にしっかり固定する必要はなくて、何かにもたれ掛からせる程度で十分なのですが、やはり支えてやる必要があります。
シシリアンルージュで有名になったマウロでは高さ2mくらいのアーチにネットを掛け、ネットにもたれ掛けさせるやり方が紹介されています。また、アメリカの家庭園芸の写真では直径30~40cmのリング支柱の中心にトマトの苗を植え付けている様子が判ります。私は最初の数本の枝は律義に紙ひもで支柱からぶら下げていましたが、そろそろ面倒になってきたので、トマトの周囲に支柱を増設してキュウリ用の目の粗いネットを張ることにします。
2.真夏が大変(な気がする)
日本の真夏はトマトにとっては大変に難しい季節です。放任栽培では根に比べて地上部が大きくなるからなのか、真夏がより大変な気がします。肥料や水の要求量が増える割には生きてるだけで精いっぱいな様子で花が落ちまくります。まあ、気温が35度を超えるような暑さなら、どうせ実はならないので、思い切って切り戻すのもありだと思いますし残す枝なら幾らでもあります。ちなみに私は10月からのブロッコリーの植え付けに備えて9月中にはトマトは撤収しています。
3.農薬の使用量は確実に増える
放任栽培だと病気に罹りやすいと言いたいわけではありません。葉が込み合っていても、色々な栽培マニュアルで言われているようにはそうそう病気になったりはしません。そうではなくて、ヨトウムシやオオタバコガ、サビダニなど一般的な虫害からトマトを守るための薬剤は葉に噴霧するため、株が大きくなるとその分使用量が増えることになります。
4.撤収が大変
大きく育ったトマトの株を片付けるのは結構苦労します。私にとっては一年の園芸作業中で最も大仕事かも知れません。

放任栽培について、思うところを書いてみました。特に放任栽培を勧めているつもりはなく、トマトで仕立てとか絶対しなきゃいけないもんでもないと言いたかったのです。日光と土、水と肥料さえ適切なら結構どうやっても育ちますからね、トマト。
これだけ色々書いておきながら、作物の写真の一枚も載せていないのはうちのトマトがすでにジャングルと化しているからです。通路まで枝が伸びて、写真を撮れる状況ではありません。まあ、新しい品種には毎年手を出してみたくなるので株数が増えるのは仕方がありません。この記事を読んで、もし放任栽培でやってみるかと思われた方はどうぞ場所の選定だけにはご注意ください。

それでは皆様のトマトが大きく美味しい果実を豊富にもたらしますように!
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