水耕栽培トマトのグリーンカーテンの記録と改善点のまとめ。
購入した苗は、土を落とし、バーミキュラを入れた排水溝用のザルと発泡スチロール、保温シート等で細工した容器にて室内にて育苗しました。
液肥は、水耕栽培用のハイポニカ(2液式)を使用。
GW前に大きなバスケットに洗濯用のネットを敷き、バーミキュラとベラボンを混ぜた培地に植え替えしました。液肥タンクはホームセンターで購入した大型の発泡スチロール製クーラー。
底にフェルトを敷き、3cm幅に切った不織布の布巾を培地の中央からバスケットの底からフェルトまで通すことで苗まで液肥を運ぶ仕組みにしました。
液肥はバスケットの下3分の1までになるように管理しました。
あれこれ調べた結果、水耕栽培では根に空気が触れることがとても重要。水槽用のエアポンプ等を使う仕組みも検討しましたが、少なめの液肥で、こまめに追加することで液肥の撹拌および酸素供給ができると判断しました。
液肥タンクの上部が開放してあると、蒸散が早くて管理が大変なため、蓋を加工して閉じてみました。
塞ぎすぎると、蒸れて弱ったりしそうで簡単に開閉できるように蓋を3分割しました。
5月22日にはバスケットからしっかりした根が伸びているのが確認できました。
真っ白で綺麗な根です。
それに合わせて、地上部分もぐんぐん成長をはじめました。
6月3日になると、ぐんと成長し、裏で作業する際の目隠しおよび木陰を提供してくれるようになりました。
目隠しが必要なのは・・・めったに外に出ない私が庭であれこれ始めたので、近所のおじちゃんおばちゃんがフレンドリーに話しかけてくれるから・・。
おじちゃんおばちゃんとってもいい人たちで大好きですが、なにしろ初めての家庭菜園で雑多にしてるし、ぼろぼろの服で汗でどろんどろんになった状態であんまり長いことおしゃべりしてたくなくて(汗)そんな時にこのトマトの影はとっても助かりました。
こちらは6月6日の様子。
210cmの支柱をバスケットの培地に刺し、物干竿に紐で固定しています。この方法はとても丈夫で安定していました。少々の強風でも動じず頼もしい相棒です。
この物干台セットは、たまに布団を干すときに使っていたものです。
洗濯物は家の裏のタキロン小屋に干しますし、布団は布団乾燥機を使うようになったので、使用しなくなっていた物干台でした。
これを使おう!と思いついた時、私って賢い♪と自分を褒めました。笑
ミニトマト・中玉トマトは芽かきをせず、垂直仕立てとして、全部の茎を支柱に結びつけていきました。
枝葉がジャングルになることなく、集合しているので見た目もスッキリしています。
この頃には花が増え、1段目の実がつきはじめました。
ミニキャロルは鈴なり状態で、沢山の花や実を見ると大きく赤くなるのが待ち遠しかったです。
中玉トマトの最初の花から育った実が1個だけ赤くなったのもこの頃です。
6月10日になると、支柱の高さと変わらないほどに伸びました。
6月23日。葉が増えました。
そして、下の葉が黄色くなってきました。
トマトが大きくなったので、下の葉が役目を終えたのかと思って過ごしていました。
うどんこ病にやられてました。
石灰の粉を降ってみたり、重曹OILスプレーを吹き付けたりいろいろしましたが、梅雨時期と重なり全く効果なし。
どんどん葉が弱り、スカスカになりました。
支柱をとっくに追い越した上の方を剪定し、ついた実を熟す方向へシフトしました。
7月5日
実を全て収穫しました。
7月23日
トマトを撤去しました。
脇芽を横にさしていた所、徒長しつつも無事活着していたので、それは残しました。
また、7月の初めに、撤去後のことを考えてつるありインゲンの種も埋めておいたところ無事発芽していました。(インゲンは適期ではないのですが、このまま秋まで維持して、実がつくのを待ちます。)
キュウリもまだ蒔ける種があり、3粒蒔いた所、現在本葉が2枚出ています。
支柱を再利用してネットを張り、誘引していくことにします。
このままだと、再度カーテンになるのはもっと後になります。
別の場所に置いてあったマイルドゴーヤのプランター+支柱ネットを慎重にズリズリと引っ張って来て、液肥層の前にセット。
摘芯が功を奏し、小さいプランターの割にツルがたくさん巻き付く先を探していましたので、余った210cmの支柱を物干し台に斜めにセットし、ネットを張りました。
インゲンやキュウリが大きくなるまで、マイルドゴーヤがちょっとした目隠しになってくれています。
<次年度への改善点>
(1)仕立て
垂直栽培は見た目がスマートで管理しやすいけど、脇芽を全部伸ばすのはやめた方がいい。
3本とか5本とか決めて他は芽かき推奨。
葉が多く風通しが悪くなるのか、うどん粉病が発生した。
(2)うどんこ病対策
水耕栽培でのうどん粉病は、ぐずぐず言い訳せず早い時期に市販の薬剤にて対処したほうがいい。
石灰は洗い流す時に石灰水が液肥層に入り込むし、重曹OILは後々まで茎や実がベタベタになる。液肥にも油が浮く。(株元をビニール等で覆ってから噴霧するとか、工夫が必要だった。)
噴霧には500cc程度の100均のスプレーでは役不足。4Lの噴霧器推奨。
(3)摘芯
210cmの支柱のてっぺん以上は摘芯すること。
それ以上伸ばしても届かないし、誘引できないから枝葉が暴れるし、実が赤くなるまえに撤去となるからいいことは一つもない。
(4)液肥の管理
液肥を切らさないこと。(2度切らして萎れてしまった。)
液肥の濃度を変えないこと。(緑が薄かったので濃くしたら生理障害を起こした。)
(5)写真
たくさん収穫したのに、赤い実がついてる全体写真がない‼
収穫した後に写真を撮っていたらしい。。。ちょっと悔しい。
計画的に撮影しておくべきだった‼
以上、2017グリーンカーテントマトのまとめと来年度への改善点のまとめでした。