一昨日投稿したこの作物は、ラムヤイといいます。
この時期、タイの北部(北タイ)ではどっさりなって、したがって価格も毎年暴落します。
特に今年は雨が多かったので、パイナップルと並んで、安くてたくさん食べることができます。
生産者直売だと、ラムヤイがキロ20バーツ(60円)、パイナップルがひとつ10バーツ(30円)くらいで売られています。
ラムヤイもパイナップルも大好きなので大量に買ってきて食べながら、生産する方とお話ししてみたくなったので、ラムヤイ畑にお邪魔してみました。
見た目はこんなですが、
ラムヤイはライチと同じムクロジ科の果物です。
なので皮を剥いたらこんな感じ。
ライチよりだいぶ小ぶりですが、似た系統の味。だけどもっと素朴というか、さわやかな味わいです。
味わい終わったらこんな種が残ります。植えたら生えてくるそうですが、乾かしたらダメになるとか。4~5年で実を付けるけど、接ぎ木で成木の枝を付けると2年目くらいから実を付けるようになるらしく、この農園でも接ぎ木苗を植えているそうです。
北タイには至る所にラムヤイ畑があります。
こちらがこの農園のオーナーさん。
オーナーさんが、ラムヤイがたわわに実った枝ごと折って収穫します。
それを、大きさごとにAA、A、B、C玉に選果します。
ここで生産されてるラムヤイは乾燥ラムヤイ用の品種なので、一部生食するやつを除いて、枝は落として袋詰めして出荷します。
生食用の場合は、市場でも枝がついたまま売られているので、枝は落とさずに出荷します。
奥においてあるやつが生食用のとりわけです。
少し分けてもらっていただくと、確かに身がしまっている感じで、生食用品種ほどのみずみずしさはありませんでしたが、これはこれで味が濃くておいしいです。
袋詰めしたラムヤイは、トラックに載せて、今の時期町の至る所に開設される取引所に持ち込み、チェックを受け現金化されます。
今日のレートはAA=12のC=1バーツ/kgです。
C玉なんか、やる気にならない値段ですね。
かなりの距離を回ってチェックしましたが、一か所だけAAが少し高いところを見つけましたが他はすべて同じ価格でした。
先月にはキロ25バーツくらいだったというので、かなり下がってます。
手間もあまりかかないので10年前くらいから参入過多で相場が安くなりすぎ、最近は転作する人も多いそうです。
ラムヤイの旬はライチよりも長く、6月くらいから9月くらいまで、まだまだ楽しめます。
皆様もタイに来られる機会がありましたら是非、北の方に足を延ばしてラムヤイを楽しんでください!